2015年11月03日
第60回日本口腔外科学会総会・学術大会
第60回日本口腔外科学会総会・学術大会
場所 名古屋国際会議場
日時 2015年10月16日(金)・18日(日)
秋は、学会のシーズンです。今年は、久しぶりに日本口腔外科学会学術大会に参加する事ができました。本年度の学会メインテーマは、「世代と知恵をつなぐ」で、次世代の口腔外科医の養成にフォーカスが当てられていました。学会の内容的なものも、従来の口腔がんや顎変形症等のMajor Surgeryや再生医療に関わる最先端医療の研究・臨床ばかりでなく、抜歯等の口腔外科小手術にも広くテーマが及んでおり、若手口腔外科医や外来診療を主に行っている施設にとっては大変有意義な学術大会でした。
写真:木村先生と記念撮影
今回は、嬉しい事に後期研修医の木村慧先生と一緒に学会に参加する事が出来ました。普段は診療に研修と忙しい毎日で、十分に木村先生と話しをする機会がありませんが、この名古屋の学会では、ゆったりと診療の事だけでなくプライベートや将来についてまでも話しをする事ができ有意義な時間を過ごせました。
私が特に興味を持って参加したセッションは、日本病院歯科協議会主催の「歯科医療における機能分化と連携 − 病院歯科口腔外科 未来への切符 −」という2日間に渡って行われたシンポジウムです。このセッションでは、現在、病院歯科が直面している問題点と未来への構想について活発な意見交換がなされました。病院歯科は、大学歯学部の歯科口腔外科とはその立場が大きく異なり、歯科の中の一分野というより総合的な医療全体の中での「口腔の専門科」という立ち位置となっています。その期待されているものは、高次(2次・3次歯科医療)機能、地域支援病院、がん診療連携拠点病院としての機能、研修医・専門医養成機能、かかりつけ歯科診療所または在宅療養支援歯科診療所の後方支援機能、高度な全身管理を必要とする患者の周術期口腔機能管理など多種多様です。
写真:名古屋国際会議場の中庭に面して立つ巨大な騎馬像
そのような責務の中で、当院歯科が向かって行く機能分化という事をしっかりと検討して行く必要があると感じました。そして、どの病院歯科でも抱えている経営面については、問題点を整理し、各病院の工夫や努力を共有できた事は、当院にとっても有益であったと思います。
本大会に参加でき、多くの学びを得た事を感謝しております。
歯科臨床研修センター
指導医 当真 隆
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