2021年06月29日
新しい医学分野の発展 ~ライフスタイル医学~
現代社会において、ある種の約束事となっていることは、「診療には、薬の処方箋がつきものだ」という考えです。
これは、医師と患者の両方に言える事です。
便秘 → 下剤
頭痛 → 鎮痛剤
うつ → 抗うつ剤
タバコをやめたい → 禁煙補助剤
イライラし、集中するのが難しい、月経前症候群 → ホルモン剤
腰痛 → 筋弛緩剤と鎮痛剤
腹痛 → 胃腸薬
更年期前後の火照り → ホルモン剤
リストはまだまだ続きます。
まるで、どんな病気にも、それを治す薬があるかのようです!
多くの人は、薬の処方箋を貰わずに病院や診療所を後にすると、「一体何のために医者に診てもらったのだろう?」と思ってしまいます。
実際には、先進国では、心や身体の病気にかかる人の80~90%は、生活習慣(ライフスタイル)が原因で引き起こされているものなのに!
病気の80~90%は、適切な睡眠、食事、運動、ストレス管理、有害物質を避けること、そして社会的な人との繋がりによって防ぐ事ができます。
この事実は、「ライフスタイル医学」と呼ばれる比較的新しい医学分野を発展させることに貢献しました。
次回は、この「ライフスタイル医学」がどのようなものなのかをご案内いたします。
興味がある方は、当院の医師木村か医師ヴァーンまでご連絡ください。
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