2021年01月30日
頻尿②+尿失禁⇒過活動膀胱
あけましておめでとうございます。
ブログ開けてびっくり!!!年末に作成したブログが更新されていない。
あの労力と成果は一体どこにいったのでしょうか?
今年もコンチネンス外来ブログを宜しくお願いします。
今月のタイトルは「頻尿② 尿失禁」にしました。頻尿② ? と思うかもしれませんが、
昨年アップしたブログに「頻尿(コンチネンス外来 頻尿)」をアップしておりまして、その中に書いた症状の二つめの症状と関係ある話をしたいと思います。
過活動膀胱って聞いた事ありますか?
膀胱が過敏になってしまうために起こる病気です。主な症状は我慢できない強い尿意です。これが絶対的な診断基準になります。しかもこの強い尿意、急に起こりますので漏らしてしまう事もあります。他にも強い尿意によってトイレに行こうとするため頻尿になったり、特性として夜間頻尿もあるのでやっかいな病気です。私自身も寒い冬などに過活動膀胱になってしまう事がり、薬をいただくことがあるのですがコンチネンス外来をやっているのに過活動膀胱なんだ・・・という雰囲気になるのが恥ずかしいです(笑)。
過活動膀胱は、OABSS(過活動膀胱スコア)で点数化する事ができ診断や重症度を調べる事ができます。残尿がないのが前提になりますが、興味があれば「過活動膀胱」で調べてみて下さい。
OABSSの問診内容は1、起床から就寝までに何回トイレに行くか? 2、就寝時から起床までに何回トイレに行くか? 3、急な尿意や我慢が難しい事がどのくらいの頻度で出現するか? 4、急な尿意で漏らしてしまう事がどのくらいの頻度で起こるか? です。
私が過活動膀胱になる時は、点数化するとそれほど重症な点数にはならないのですが、普段から自分の排尿を分析しておりますので過活動膀胱になっているかどうかは分かります。自分の1回の排尿量もコンチネンスセミナーの宿題でやった排尿日誌で既に分析しており把握していますので、1回の排尿量がいつもの半分程度になっている時は分かります。それに伴い排尿回数もいつもより増えているのも分かります。急な尿意に関しても、起こりやすいエピソード(水の音を聞いた時や玄関のドアを触る、ズボンをおろす時など)が自分の場合はどういう時に起こりやすのかも分かっているので、くるな!と思う時には骨盤底筋を締めて待ち構えます。しかし、過活動膀胱の第一選択はコマーシャルでもやっているとおり「薬」なんです。過活動膀胱は薬で治療する事ができるんです。
なので、過活動膀胱になってしまったな~と言う時は、私自身もお医者さんを訪ね薬をもらっているのです。速攻で効く薬ではありませんが、日に日に改善される感じも実感しているので、実体験を交えて外来に活かすことができるのです。
上記症状でお悩みの方、一度専門家の診察をおすすめします。過活動膀胱には原因もありすが、沢山ありますので今回は省かせていただきます。また機会があれば。
当院コンチネンス外来は、月に一度、月曜日と火曜日の二日間だけ不定期に行っております。
2月の外来は8日(月)と16日(火)です。完全予約制ですので、必ず事前に電話予約した後お越し下さい。2021年も皆様の悩みに丁寧に対応していきたいと思います。