歯科のよくある質問
審美歯科
金属の詰め物が見えるのが気になるのですが?
金属の詰め物をすべて除去し、セラミックで作った物を入れることで自然な歯と同じような色調にすることができます。
金属からセラミックにする場合、今よりも歯を多く削るのですか?
以前に治療で削った状態にもよりますが、通常金属で治す場合よりセラミックで治す場合の方が若干歯を多く削る場合があります。
審美歯科では保険は適用されないのですか?
歯科治療には様々な材料と技術が用いられますが、保険では虫歯などの病気を治すことを目的とした材料を、審美では歯の色や形をきれいにすることを目的とした材料を使用します。
このため病気を治すこと以外の目的には保険は適用されないことになります。
審美治療の方か保険治療より長持ちしますか?
治療した所を長持ちさせる一番大切なことは毎日のブラッシングなどのセルフケアと定期的に歯科医院でチェックを受け専門的なクリーニングをすることです。
ただ素材の違いから審美材料の方が保険材料のものより汚れが付きにくいなどの利点もあります。
セラミックで治療した所は変色しないのですか?
セラミックとは陶器のことでお茶碗やお皿などと同じような素材のものです。表面に汚れが付着することはあっても、クリーニングで研磨すると元の色に戻りますので、セラミック自体が変色することはありません。
ホワイトニング
歯を白くするには市販されている歯磨き粉ではダメですか?
最近、歯の美白を目的とした歯磨き粉がありますが、これは歯の表面の汚れを取り除き白くするものです。
歯科では歯の表面だけでなく内部の色素を分解し取り除くことによって、歯自体の色を変化させます。
このため磨くだけでは白くならない歯の色を白くすることが出来ます。
ホワイトニングの効果はどのくらい持続しますか?
ホワイトニングの効果は永久ではありませんが、全くもとの状態に戻ることはありません。再着色といって徐々に色調が変化していきます。
ただ半年~数年と効果の持続に個人差があります。理想的な白さを保つためには定期的なチェックをお勧めします。
ホワイトニングによって歯に影響はありませんか?
ホワイトニングの薬剤はPH6.5~7.0の弱酸性から中性で歯を溶かしたりすることはありません。
また当院では厚生省の認可を受けた薬剤を使用しております。
薬剤による体への副作用はありませんか?
薬剤の主成分は過酸化水素または過酸化尿素というもので使用方法や注意事項を守って行えば、安全性に特に問題はありません。
効果が出るのにどのくらいの期間がかかるの?
それぞれの歯の状態によって個人差がありますが、ホームホワイトニングの場合およそ2週間で、オフィスホワイトニングの場合は1~3回で効果が現れます。
ホワイトニングで歯がしみるとよく聞きますが?
ホワイトニングを行うことにより知覚過敏症のように歯がしみる場合がありますが、治療を中断することで症状は改善します。
誰でもホワイトニングをすることができますか?
ほとんどの方が可能ですが、妊娠中・授乳中の方や先天的な疾患をお持ちの方は主治医に相談して適応症かどうか判断してもらう必要があります。
※変色歯の状態や原因によっては治療効果がでないものもあります。
再着色した場合、再度ホワイトニングをするのに初回と同じ費用がかかるのですか?
最初のホワイトニングから6ヶ月以内の再ホワイトニングであれば費用を割引いたします。またホームホワイトニングのトレーをそのまま使用可能な場合は追加の薬剤費のみいただきます。
ホワイトニングで詰め物やかぶせ物の色も白くなりますか?
詰め物やかぶせ物を白くすることはできません。
先にホワイトニングを行い、後からその色に合わせて詰め直しやかぶせ直しをすることになります。
ホワイトニングで希望する色にならなかった場合は?
それぞれの歯の状態によっては必ずしも、ご希望通りの色にならない場合もあります。その場合、ラミネートベニアなど他の治療法がありますので、ご相談になって下さい。
妊娠中や授乳中でもホワイトニングを出来ますか?
薬剤の安全性は問題ありませんが、ホワイトニングの副作用により歯がしみるなどの痛みを伴う場合があり、それらのストレスが与える影響を考慮し妊娠中の方にはご遠慮いただいております。
インプラント
インプラントを適用できない場合はありますか?
1本だけ歯を失った場合、複数の歯を失った場合、まったく歯が残っていない場合、いずれにおいてもインプラントによる治療は可能です。ただし、下記に挙げたような条件下では注意が必要です。
- インプラント治療が制限されるケース…
- 妊娠中の方、全身疾患のある方、他の歯根に感染症がある方、歯周病の方、あごの骨の量が少ない方、骨粗鬆症の方、糖尿病や高血圧などの慢性疾患がある方は良好な状態にコントロールされていることが条件になります。
- インプラント治療が適用できないケース…
- ごの骨の成長が終わってない概ね16歳以下の方、歯磨きなどの日常の手入れが充分にできない方、アルコール依存症の方、医師との強調が得られない精神的に問題のある方、チタンへのアレルギーを持っている方
インプラント治療の成功率は?
30年以上の臨床経験と100万人以上の人が治療を受けた結果、クラウンやブリッジを支持するインプラントは高い成功率を誇っています。1歯の修復においては95%近く、複数歯においてはそれ以上の成功率が論文で発表されています。
治療費はいくらぐらいですか?
インプラントを埋め込む本数や、治療方針、義歯部分の作製にかかる費用など、症例によって異なりますので、歯科医師に事前に相談し、 費用についても充分納得されてから治療を始めることが大切です。日本ではインプラント治療は医療保険が適用されませんので、従来の治療法に比べて高額と思われることが多いようです。
しかし、入れ歯を何度も作り直した例や、インプラントによる治療結果、効果を総合的に考慮すると、一概に高額とは言えないでしょう。
治療期間はどのぐらいかかりますか?
通常4~8ヶ月です。インプラントの本数や埋め込まれる個所、採用される治療法によって差があります。
インプラントは何年ぐらいもちますか?
1965年に初めて埋め込まれたインプラントが、現在も義歯を支える働きを果たしていることから、衛生状態が良く保たれているインプラントは、長い期間にわたって良好に 機能することが期待できます。反対に、手入れが良くないと、インプラントの寿命が短くなることも考えられます。
手術の際、入院が必要ですか?
通常は入院の必要はありません。手術は充分な局部麻酔下で行いますので、従来の歯科診療と同じように外来で行えます。 但し、全身的に問題のある方などは医科担当主治医と相談の上、入院下で行うこともあります。
人工の歯が壊れることはありますか?
充分な診察を行って治療計画を立て、その部位に最も適した材料で歯を作成しますので、簡単に壊れるようなことはありません。 万が一壊れたとしても、作り直す事は可能です。また、骨の状態を確認した上で、インプラントを追加することも可能です。
まったく歯が残ってない場合でも治療できますか?
歯が1本も残ってない患者さんには、上あご、下あごに各5~6本のインプラントを埋め込んで義歯を支えます。インプラントを2~3本しか入れられない場合には、 取り外し式の入れ歯で対応します。この入れ歯は従来の入れ歯と異なり、しっかりあごの骨に固定されますので、食事中でも会話中でも動くようなことはありません。
インプラント治療は、現在通っている歯科医院でも受けることができますか?
すべての歯科医院でインプラント治療が受けられるわけではありません。インプラントを導入していない歯科医院の場合は、研修を受けた歯科医師のいる病院を紹介してもらうと良いでしょう。
矯正治療
矯正治療はいつ始めれば良いですか?
ほとんどの矯正治療は11〜12才頃第二大臼歯がでてきて全ての乳歯がぬけたころが適年期です。しかし例外として早く治療を始めた方が良いケースもあります。
矯大人の矯正治療は手遅れですか?
いいえ、矯正治療はいつでもスタートすることが出来ます。一般的に大人(成人)の方は成長期の子供に比べると治療期間が長くなります。
矯正治療のために歯を抜くのは本当ですか?
はい、本当です。混雑して歪んでいる歯をまっすぐにするために抜歯が必要になることがあります。ただしすべてのケースで抜歯をするというわけではありません。いろいろな要素が抜歯をするかしないかという治療計画への判断となります。
スプリント治療とは何ですか?
スプリント治療とは診断の一つとして咬み合わせの状態、下顎の位置、顎関節の状態を検査する時に使われます。特に成人では長い間習慣的に咬んでいた咬み合わせの位置が必ずしも正常とは限らないので注意しなければいけません。
骨格的なずれとは何ですか?
不正咬合は歯のみのずれによるものと歯を支えている骨格のずれによるもの、そしてその両方によるものがあります。もし歯を支え土台となっている骨格のずれがあるとしたら矯正と外科手術のコンビネーションの治療が必要になります。
矯正治療中は虫歯になりやすいのですか?
はい、矯正治療中は虫歯になりやすくなります。それは矯正装置の入った口の中をブラッシングするのが難しくなるためです。虫歯を予防するために矯正装置のブラケットとワイヤーをどのように磨いていくかのブラッシング指導をしています。又、毎回来院ごとに虫歯予防のためにフッ素塗布も行っています。更に矯正治療中は3ヶ月から6ヶ月おきの歯のクリーニングを勧めています。
矯正治療後、まっすぐになった歯がもとに戻ることはないのですか?
矯正装置を外した時は歯が動きます。そのため装置除去前に十分歯並びを整え顎の関節を調和させ咬合を整えることが大切です。また後戻りを起こす一つの理由としては歯を支えている歯肉繊維、骨、歯肉が矯正前の歯の位置を記憶しており、元の位置に戻ろうと動く事が挙げられます。