入棟・退棟基準について

入棟基準

1医師により悪性腫瘍と診断されている。
2患者様とご家族に入院の意思があり、及び緩和ケア病棟で行われる医療について理解している。
3がん治療が困難な状態と診断され、がんの様々な苦痛症状、身体的症状(痛み・吐き気・だるさ・呼吸困難など)や精神的症状(不眠・不安など)の緩和を希望している
4入院に際しては、病名又は病状告知を受けていることが望ましいです。患者様が病名をご存知なくてもがんを治す治療ができない状況であることを理解しているとあれば入院可能です。病名告知を受けていない場合は入院患者様の求めに応じて適切にお伝えします。
5患者様ご本人から病名又は病状告知を知りたいと要望があり、医療者が伝える必要があると判断した場合にはご本人に対して適切な病名、病状の説明をすることをご家族が承諾している。
6入院中は化学療法や免疫療法、補完代替療法などを行わないことを承諾している。

ご理解いただきたいこと

以下については入棟をお受けしていません。

介護を主な目的とした長期療養を希望する場合
(緩和ケア医療を必要とされる患者様の入院に対応するため)
人工透析の継続を希望されている場合
心電図モニターによる観察、急変時の処理(延命措置)(心肺蘇生、電気ショック、人工呼吸器の使用、昇圧剤使用)を希望される場合。
他の入院患者様に迷惑になること、火を使うものを使用する場合

退棟基準

1患者様ご本人又はご家族が退棟を希望されている。
23ヶ月以上の入院患者様において身体的、精神的苦痛症状が緩和し、全身状態が安定しており、通院治療や在宅緩和ケアが可能と判断されている。
3がんの症状緩和以外の治療を希望されている。
4手術、抗がん剤治療、人工呼吸器の装着、他院での治療を希望している。
5社会秩序に反する行いや病院・病棟の入院規則に反する行いをされた場合。